台湾は非常に親日の国として有名ですよね。
食べものも美味しいものがたくさんあり、見所も多いので老若男女問わず人気。
渡航先人気ランキングでもトップ5に入ることが多いです。
日本から近くて治安も良いので子供連れや年配の両親と一緒の家族旅行の行き先として考える方も多いですよね!
そんな台北に初めて旅行しようと思うと場所名は耳にしたことがあるけど実際どこを拠点にしたらいいのか色々迷いますよね。
そこで今回は台北観光に便利な滞在4エリアを中心におすすめホテル5軒をご紹介したいと思います!
以下のポイントにフォーカスしてご紹介しています!
- 観光客やローカルに人気のエリア
- 観光スポット/空港/繁華街へのアクセスが便利なエリア
- 地下鉄駅から徒歩10分圏内のホテル
- 宿泊者の口コミ評価がいいホテル
- パープル:台北駅〜善導寺駅エリア
- レッド:中山駅エリア
- イエロー:西門駅エリア
- グリーン:南京復興駅エリア
台北駅周辺はやっぱり便利!台北駅&おとなり善導駅エリア
台北駅(台北車站)は複数の路線が乗り入れ、バスターミナルもあるメインステーションです。
台北駅の外観は一見すると博物館(?)を思わせるような独特な駅舎です。
- 台鉄(日本のJRのローカル線のイメージ、台湾全土をカバー、宜蘭、花蓮、台東など東側を訪れる際に利用することが多い)
- 高鉄(台北から南の高雄までを最短約1時間40分ほどでつなぐ新幹線)
- MRT(台北市内を走る地下鉄)の板南線、淡水信義線
が乗り入れています。
桃園空港や基隆など各地方へ向かう長距離バスターミナルも台北駅の隣にあります。
台鉄や高鉄は観光プランによってはあまり乗る機会がない人もいるかもしれませんが、台北観光にMRTは必須です!
台北駅もおそらく1度は通過したり、使う駅になります。
台北駅周辺は中小のビルが多く建っていてややごちゃっとした印象はあるかもしれませんが、どこに行くにも拠点になる駅です。
駅周りのごちゃっと感がちょっと苦手なら板南線で台北駅のお隣、善導寺駅周辺に宿をとってもいいでしょう。
善導寺駅は台北駅からMRTで1駅ですし歩いても10分ほどです。
駅名にもなっている善導寺が近くにあります。
また周りには立法院や監察院、行政院などもあり日本統治時代の建物を活用していて、明治時代に日本でも見られたような赤レンガの風情ある建物が残っています。
この善導寺駅近くのホテルに宿泊すると何がいいかというと、台北でも大評判の朝ごはんやさんに近い!ということかも
善導寺駅出口近くには生鮮食品以外にも小さなショップが入った華山市場があります。
その2階に昔ながらの台湾の朝ごはんをだす「阜杭豆漿」があります。
1958年開業というから半世紀越えの超老舗です。
朝5時半から12時半くらいまで(なくなり次第終了)の朝しかやってないのですが、開店から10時くらいまでは行列必死!!
ローカル、観光客問わず大人気です。
列を見たら一瞬ひるむかもしれませんが、テイクアウトの人も多く列の進みは早いので、せっかく来たのなら是非頑張ってもらいたいです。
そして来たなら「豆漿(ドウジャン)」は必食!
日本のように甘い豆乳もメニューにありますが、しょっぱい豆乳に油條(揚げパン)を浸して食べるのがど定番
さらにお店の特製釜で焼き上げられる厚餅夾蛋(卵焼きを挟んだパンのような感じ)もとっても美味なので豆漿と一緒にぜひ。
■ 目の前に朝ごはん有名店!立地便利
ホテルコッツィ・台北忠孝館
Hotel COZZI Zhongxiao Taipei
予算:エコノミー〜
ホテルコッツィ・台北忠孝館の最寄りはMRT板南駅「善導寺駅」です。
桃園空港からはMRT桃園空港線または「國光バス」のリムジンバス1819番で「台北車站(台北駅)」下車、板南線に乗り換えて1駅目です。
松山空港からはMRT文湖線で忠孝復興駅で板南線に乗り換えます。
善導寺駅の6番出口からは歩いてほんとすぐ1分ほどです。
台北駅から歩いても10分ほどなので荷物が少なければ街並みをみながら散歩してもいいかもしれません。
ホテルコッツィ・台北忠孝館ホテルの向かい側には行列必須の朝ごはん有名店「阜杭豆漿」があります。
朝早く並ばなくちゃいけないとしても目の前なら安心です!
ホテルと同じビルの1階にはスターバックスも入っています。
他にもローカルドリンクショップの50嵐(ホテルと同じ並び)があります。
阜杭豆漿の隣にはスーパーマーケット全聯福利中心もあるのでホテル近辺でおみやげの調達もできます。
ホテルはとても綺麗で、客室は優しい色調のナチュラル素材を生かしたインテリア。
広さも十分で居心地がいいです。
またラウンジではコーヒーやお茶がいつでも無料で頂けるのもいいですね。
スタッフもとても親切と評判です!
地下鉄2線利用OK!アート感と繁華街がミックスした中山駅エリア
中山区の名称は孫中山(孫文)からつけられました。
台北駅から淡水信義線で1駅の中山駅周辺は繁華街で、お店、ホテルも多く、日系デパートの新光三越もあります。
中山駅は松山新店線も通っているので2線利用できます。
日本人観光客はもちろんですが台湾在住の日本人もよく見かけるところです。
中山駅周辺は大通り沿いは繁華街でにぎわってますが路地裏にはなんとなくちょっとアートな雰囲気もあるエリアが広がります。
1本路地に入ると個性的なお店が軒を連ねていておしゃれなお店も点在!
MELANGE CAFE(米朗琪咖啡館)や日本統治時代に建てた木造平屋建てを生かした跳舞咖啡庁など、新光三越周辺はセンスがひかるカフェが立ち並ぶエリアでもあります。
また中山駅から20分くらいかかりますが迪化街(ディーホアジエ)も歩いて行けます。
迪化街はかつては台湾中から乾物や漢方薬に使われる生薬類、お茶、布などを扱う商店が集まり問屋街として栄えました。
今でも台湾の中でも大きな問屋街としてにぎわっています。
売ってるものも面白いですけどさらに通り沿いの建物も実は注目ポイント!
時代の古い方から中国福建地方の伝統的な建築様式を取り入れた閩南式(みんなんしき)、赤れんがが特徴的な洋楼式、バロック式、近代建築式といろんな時代の建築がミックス。
歴史的建築物になっているものもあります。
とにかく中山駅周辺は便利で日本人も多く見かけるエリアなので初心者にも過ごしやすいおすすめエリアです。
■ 台湾老舗菓子メーカーが手がける顧客満足度が抜群のホテル!
サン ワン レジデンス タイペイ
San Want Residences Taipei
予算:ミドル〜
神旺商務酒店(サン ワン レジデンス タイペイ)は台湾の老舗お菓子メーカー旺旺集団(ワンワングループ)が経営しているホテルです。
旺旺集団はお煎餅やスナック、ドリンク類の製造だけでなくホテル経営や病院経営なども手がけている老舗企業。
神旺商務酒店(サンワンレジデンスタイペイ)はMRT中山駅と松江南京駅のほぼ中間にあります。
両駅まで歩いて10分程と今回のご紹介するホテル基準ギリギリくらいの距離ですが、駅からホテルまで街並みやお店なんかをウィンドウショッピングしながら歩いてると全く気にならない距離です。
ホテルの館内にはあちこちに絵画や彫刻が飾られていてちょっとした美術館のような、全体的に高級感が漂います。
その中に旺旺集団のキャラクター旺仔(ワンワン坊や)もあちらこちらにいます。
1度見たら忘れられないキャラクターなので絶対わかりますよ。
1階のラウンジには親会社の製菓会社が作っているお菓子とコーヒーやお茶が置かれ自由に頂けるようになっています。
ホテルにいてちょっと小腹が空いた時には嬉しいですよね!
客室はとても清潔でベッドも寝心地がいいと評判です。
そしてお風呂がまたいいんです!
ユニットバスではなく、石タイル貼りの少し深めの浴槽で手足も伸ばせて、ちょっとした温泉気分になれます!
アメニティは以前ロクシタンでしたが、台湾産の自然派メーカーになりました。
また、部屋にはウエルカムフルーツがあり、フロントに連絡するといつでもカットして持ってきてくれます。
朝食のビュッフェも種類豊富です。
駅からは少し離れますが、日本人宿泊客も多く対応に慣れているので初めて台湾に来られる方、年齢層高めの方も安心して滞在できます。
サンワンレジデンスに2泊以上するなら1泊はホテルから少し歩いたところにある「永和豆漿」で取るのもおすすめ!
オーダー表にチェックする方式なので簡単です。メニューは漢字のみなので豆漿(豆乳)以外は勘で頼んでみても面白いかもしれません。
何が出てくるかわからないけどいずれにせよ美味しいのでこれも旅の楽しみですね。
■ <建て替え中>中山駅と雙連駅が最寄り!
アンバサダー ホテル タイペイ
Ambassador Hotel Taipei
予算:—
アンバサダーホテル台北は老舗ホテルでロケーションとしては、松山空港からは車で約15分、桃園国際空港からは車で40分ほどで行くことができます。
タクシー料金も安いので行き帰りの荷物が大きい場合などは積極的に利用するといいでしょう。
MRT中山駅から徒歩10分弱、雙連駅から徒歩5分程度と2駅の中間くらいにあります。
士林夜市の最寄駅である剣潭駅や、台北と台湾各所を結ぶターミナルの台北駅まで乗り換えなし10分ほどで行くことができます。
ホテル周辺は飲食店が多く、ブランドショップやブティックも立ち並んでいます。
中山駅方面に向かうとおしゃれなショップも増え、なんとなく代官山の路地裏のような雰囲気です。
また、ホテルの裏手側の方にある林森北路は台北の歓楽街。ナイトクラブや飲み屋さんが並んでいます。
中山駅と逆側、北に少し歩いた場所には寧夏路夜市があります。
有名な士林夜市などよりも規模もこじんまりしていてそれでいて食べ物屋台が多いのでいつも地元の人でにぎわってます。
アンバサダーホテル台北の外観は重厚な雰囲気で台湾の古き良き迎賓館といった感じです。
スタッフもフレンドリーでとても好感が持てると評判。
玄関前に数人常駐しているドアマンの中には日本語を話すことができる方も何人かいるので、近所の飲食店や観光スポットについての情報を尋ねてみるのもいいですね!
もちろんコンシェルジュに聞くのもいいと思いますが、そこまででもないようなちょっとした質問を気軽に相談することができます。
部屋は真新しさはありませんが清潔そのもの。
色合いもベージュ系で統一されていて年代問わず落ち着いて過ごせます。
こちらも安定のサービスクオリティなので台湾初心者には拠点にしやすいホテルです。
地下鉄2線利用OK!若者が集まる原宿のような西門駅周辺
西門駅はMRT板南線、松山新店線の2線が通っています。
歩行者天国もあり、映画館やデパート、キャラクターグッズを扱うお店なども多いからよく「台湾の原宿」なんて言われてます。
一方で、日本統治時代の建物など歴史的な建築物も多く残っていて新旧共存したエリアです。
メインストリートは西門駅から北にのびる漢中街。
他に峨嵋街、武昌街にもお店がたくさんあります。
そして西門駅周辺のランドマークといえば西門紅楼。
赤レンガと八角形が印象的です。パッと見、横浜の赤レンガ倉庫を彷彿とさせます。
元々は日本統治時代に建てられた公共市場で、台湾総督府建築科の建築家・近藤十郎氏の設計です。
現在は八角堂部分にはカフェ、劇場があり、コンサート、演劇などに利用されています。
十字型部分はショッピングモールになっていて台湾の若手デザイナーの工房やショップが入っています。
ここでしか見つけられない一品もあるのでお土産探しにもいいですね。
西門駅周辺は21時過ぎまで営業しているショップも多いので何か買い忘れてしまった時にも重宝します。
■ 駅近、家族連れに嬉しい!
ウエストゲートホテル
Westgate Hotel
予算:エコノミー〜
Westgate Hotel Taipei(ウェストゲート ホテル タイペイ)は西門駅から徒歩約3分の距離にあります。
駅近なので、台北の観光地やショッピングエリアへのアクセスが非常にスムーズなホテルです。
台北桃園国際空港からのアクセスは、空港から台湾高速鉄道(THSR)で台北駅まで約40分、そこから地下鉄で西門駅またはバスでホテル最寄りのバス停までも行くことができます。
トータル1時間前後ほど。
松山空港からも松山空港駅から地下鉄で西門駅まで乗り換えはあるものの約30分ほどで行くことができます。
タクシーでも20分ほどです。
西門駅周辺は、台北の若者文化やトレンドが集まるエリアとして有名です。
ホテル周辺にはローカルグルメを楽しめるスポットもたくさんあります。
ホテルからすぐ近くの阿宗麺線は日本人旅行者にも人気の麺線(台湾版素麺のような細麺のスープ麺)店です。
Westgate Hotelの客室はモダンでシンプル、洗練されたデザインになっています。
通常部屋の定員は2人が多いですが、このホテルにはグランドスイート2シングルベッド + 1ソファーベッドのように、ソファベッドを利用することで大人3人(5歳までの子供は無料)まで1つの部屋に泊まることができるので家族旅行や友達との旅行にも向いています。
西門駅周辺の便利さ、駅近の立地の良さとに加えて、スタッフの丁寧なサービスにも定評があります。
オフィスエリアで観光の拠点にもぴったり!南京復興駅(旧南京東路駅)周辺
南京復興駅はMRTの地図でみるとほぼ台北の中心に位置していて、松山空港からも車なら10分くらいでつきます。
MRT文湖線だと1本、2駅とアクセスもいいので旅行の拠点としても人気なエリアです。
桃園空港からも南京復興駅や駅周辺のホテルにリムジンバスが出ています。
MRTを乗り継いでも行くことができますが荷物がある時にはバスの方が便利かもしれません。
ただし渋滞などもあるので空港に行く場合は時間に正確なMRTにするなど使い分けるのもおすすめです。
南京復興駅は文湖線以外に松山新店線も使えるので中山駅や西門駅にも乗り換えなしで行くことができます。
駅周辺はオフィスエリアですが、ショッピングモールや飲食店も多くあります。
台北アリーナの最寄り駅でもあるのでホテルも多いエリアです。どちらかというと中〜高級路線のホテルが多めです。
ちなみに台北アリーナでは台湾内外の著名なアーティストがコンサートをしたり、台湾のアカデミー賞やグラミー賞にあたる「金馬奨」や「金曲奨」の授賞式も行われる場所です。
また駅からすぐの所に遼寧街夜市があります。あまり観光地化されていなローカル気分を味わえる夜市です。
日本大使館のような役割を担っている日本交流協会も近くにあるので、いざという時はここが駆け込み寺になります!
■ こじんまりとした隠れ家ホテル!
レ スイーツ タイペイ チンチェン
les suites taipei ching cheng
予算:エコノミー〜
レ スイーツ タイペイ チンチェンは南京復興駅の7番出口からすぐのところにあります。
1歩ホテルの敷地に足を踏み入れると街中にあるのに外にはテラス席も設けてあってなんとなくゆったりした感じが漂います。
レ スイーツ タイペイ チンチェンから桃園国際空港まで車で40分ほど、台北松山空港まではタクシーで10分もかかりません。
館内、客室はブラウンを基調としたシックで落ち着いたインテリア。
団体客を取らないこじんまりしたホテルなので静かな滞在を好む人にぴったりです。
ホスピタリティ面でもとても評価が高く、例えば通常のルームキーのカードをフロントにいうと台湾版のSuicaである悠々カードが付いたものにしてくれます。
自分で悠々カードを買う必要がないですし、チャージすればMRT、バス、コンビニでの買い物でも使えるのでとても便利です。
WIFIルーターも無料で貸し出してくれるので滞在中に屋外でもネットに接続できるので地図やお店を探すのにとても役立ちます。
ラウンジでは毎日18時~19時30分までTini Hourというハッピーアワーのサービスがあり、マティーニや赤ワイン、白ワイン、軽食やお菓子も無料でいただけます。
お酒が飲めない人にも朝食が出されるダイニングでは1日中コーヒーや紅茶、クッキー等がいただけますよ。
こじんまりした静かなホテルを好む方におすすめなホテルです。
編集後記
台北から日帰りで行けて台湾らしさを感じたいなら十份エリアがおすすめ。
名前は九份と似てるけど十份
このエリアはホテルがないので台北からの日帰り旅行がぴったりです。
台北駅から電車をいくつか乗り継いで1時間以上は掛かります。
ローカル電車を使うので乗り継ぎが上手くいかないと多少待つことになると思いますが・・・それもまた旅の楽しみ。
とはいえかなりローカルエリアの割には観光客がとても多く常に人が行き交ってます。
何がそんなに有名なのかというと「ランタン」です!
大きなランタンを空に向けて飛ばしている写真を見たことがある方も多いのではないでしょうか?
街自体はこじんまりしていて、線路の両側に屋台やお土産屋がが並ぶ程度。呼び込みする人も多いのでにぎやかなのですけどね。
しかも列車が通らない時間帯は線路上を歩けるようなっていて、なんとなくノスタルジックな雰囲気にあふれています。
この十份の線路から少し外れたところに大きな橋があります。
電車からも橋の上にランタンが上がって行く様子を見ることが出来ますよ。
十份は台北の中心街からはかなり離れた田舎です。
台湾国鉄で約1時間の瑞芳駅で降り、そこからローカル線の平渓線に乗り換え30分位です。
電車の本数も1時間に1本しかないので時間に余裕を持ってきた方が良いでしょう。
また、ローカル電車の車内は混雑が予想されるので大きな荷物は持ってこない方が良いですね。
瑞芳駅からは人気の九份が近いのでセットで行くのもおすすめです。
台湾は本当に魅力たっぷりで1度では絶対見切れません。
日本からも近いのでぜひ自分が好きな台湾を見つける旅をしてみてくださいね!