チェンマイはバンコクに次ぐ第2の都市です。
北部の山岳民族の村へのトレッキングやミャンマー・ラオスへのバックパッカー旅行の拠点でもあります。
チェンマイはたくさんの寺院が立ち並ぶ旧市街、おしゃれなカフェやお店が集まるニマンヘミンと新旧のバランスがほどよくミックスされた街。
特に居心地のいいおしゃれなカフェが充実していて、物価も安いので最近ではノマドワーカーの聖地としても有名です。
観光でもノマドでの滞在でもいずれにせよ一度訪れたらその魅力にノックアウト!
ぜひ1度訪れて欲しい場所です。
この記事ではチェンマイの魅力がつまった観光、買い物にも便利な滞在4エリアとクチコミ評価の高いおすすめホテルをご紹介したいと思います!
きれいなゲストハウスが集中
おすすめエリア1:チャンプアック門西側地区
旧市街の城壁の北辺の道路の中央にあるチャンプアック門から5分程、西に向かうと北側に向かう路地に清潔で大きなテラスハウスが立ち並んでいます。
小ぎれいなテラスハウス型ゲストハウスが集中していて、女性バックパッカー(主に中国系の女性バックパッカーをよく見かけます)や、欧米系の若いカップルの定宿となっています。
日本のガイドブックで見かけることはあまりありませんが、このエリアは建物や内装などもとても綺麗なシングルルームとドミトリーが多いので女性にもおすすめできます。
ほぼ目の前と言っていい場所に、大型屋台が10店舗ほど集まっていますので現地風の食事を日替わりで毎日楽しめます。
チャンプアック門からはチェンマイ屈指の観光地ドイステープ行の相乗りソンテウも頻繁に出ています。
ゲストハウス街から門と反対側の西方向にさらに5分ほど歩くと、電脳街もありますのでコンパクトな距離にバックパッカーに必要なものが全て揃っていて節約旅行志向の方には一番のおすすめなエリアです。
このエリアはチェンマイの地元住民のための市場があったり、通学バスなども多く、とても健全なエリアなので、どこでも大きな失敗はないでしょう。
中級シティホテルが充実
おすすめエリア2:ターペー門周辺地区
24時間活気がいっぱいチェンマイの下町エリア、城壁の東辺の中央部ターペー門の周辺は日本の東京で言えば浅草と新宿をミックスしたようなエリアです。
昼となく夜となく人が大勢行き交っていて、様々な国からチェンマイを訪れた旅行者や地元のタイ人達で早朝から深夜までいつもにぎわっています。
人々に合わせて食事も、タイ風の焼き魚、焼き鳥などの地元の屋台からマクドナルドまで何でもそろっています。
またタイ料理体験クラスの生徒を連れた先生も立ち寄るようなチェンマイ市内でも食材が豊富な市場もあります。
外国人観光客向けのサービスも非常に整備されています。
外貨の両替店や現地発着の観光をセッティングしてくれる旅行代理店、魚が足の角質を食べてくれるマッサージフィッシュのお店や、たった150バーツのマッサージ店、コインランドリーなど長期滞在者向けの安い施設もたくさんあるので助かります。
さらにナイトバザールに向かって伸びる数百メートルに及ぶ夜遊びの大歓楽街などチェンマイの夜の顔を楽しめる場所です。
また現在のチェンマイの旧市街と新市街の丁度中央にあたるため、ソンテウやトゥクトゥクの大乗降場にもなっています。
どんな時間でもまず移動の足に困るということはないでしょう。
実はこのターペー門を挟んで、宿泊施設にはかなりの傾向の違いがあります。
西側は旧市街の中なのですが、比較的低予算のゲストハウスが多く、東側は日本人にもなじみやすいスタイルの中級シティホテルが多く見られます。
チャンプアック地区の清潔な安宿と比べると、一般的にはあまり良い評判を聞いたことがありません。
そのためターペー門が見える地区に泊まる場合は東側のセキュリティのしっかりした最低でも宿泊代1000バーツ(約3000円)以上のホテルに泊まることをおすすめします。
ターペー門近くのおすすめシティホテル:イムホテルターペーチェンマイ Imm Hotel Thaphae Chiang Mai
繁華街の中央に位置するため、夜でも若干騒がしいのがデメリットですがセキュリティは万全ですし、周辺を見下ろせる眺望は最高です。
1階がマクドナルドなのも地味に嬉しい好立地です。
>> イムホテルターペーチェンマイの空室状況と宿泊価格を見てみる
コスパ高い高級ホテルが並ぶ
おすすめエリア3:ナイトバザール地区
タイ人気質が爆発したお祭りロードに高級ホテルが並ぶエリアです。
タイの人達は夜になるとなぜか買い物と買い食いの血が騒ぐらしく、東の果てのナコンパノム市のような歩いて回れるような小さな町ですら町の大きさに見合わないほどの大きな夜市を開きます。
これはもうタイ全土100%と言える現象かもしれません。
チャンクラン通り(Chang Klan)を中心に開催されているここチェンマイのナイトバザールは頻度(毎日)と規模で群を抜いています。
アジアの旅に慣れていない人でも「いやいや、これをここで買う必要はないよね。」と見抜けるようなものばかりがナイトバザールでは売っています。
(たとえば昼間に南のチェンマイ門付近の専門店に行けば半額以下で買える銀のアクセサリーなどを、山岳民族の衣装を着た人たちが売りに来ています。)
とはいえ、見ていると地元のタイの方はその場のノリで実用性のないものも色々買っていて、それ自体を楽しんでるようです。
このエリアでの大きなお買い物はおすすめしませんが、雰囲気を楽しんで、買うとしてもちょっとしたお土産くらいに留めておくのが無難かもしれませんね。
周辺はローカルな屋台やお店以外にハードロックカフェやバーガーキングなどもあります。
ショッピングには辛口なエリアですが、高級ホテルのコストパフォーマンスはかなり高いエリアのため旅行者の滞在も多いです。
ナイトバザール地区のおすすめホテル
コスパのいい4つ星ホテルなら!インペリアル メーピン ホテル チェンマイ The Imperial Mae Ping Hotel
歌手の故・テレサテンさんがタイでの定宿としていたホテルとしても知られています。
新築ピカピカではないし5つ星ではなく4つ星なのですが、さすがにVIPのテレサ・テンさんが定宿としていただけあって、部屋の管理やフロント対応などのサービスは一流です。
プール、スパ、レンタカー手配その他の必要な施設も全て整っていますし、イレギュラーな対応にも快く応じてもらえるので、大切な人とゆっくりと過ごせる場所としておすすめです。
スイートルームでも2万円以下で予約できるのでコスパ良好です。
>> インペリアルメーピンホテルチェンマイの空室状況と宿泊価格を見てみる
ナイトバザール地区のおすすめホテル
5つ星ホテルをいつもよりお手頃価格で!ル メリディアン チェンマイ Le Meridien Chiang Mai
見知らぬ土地に初めて行くとき、どんなにホテルの口コミを読んでもやはり心配という場合には、世界展開している高級ホテルはとても安心感があります。
タイに来た感を味わうには少し物足りないと感じる方もいるかもしれませんが、バスタブもありスタッフの対応もソツがないので、お子さん連れでも安心して滞在できるホテルです。
>> ル メリディアン チェンマイの空室状況と宿泊価格を見てみる
手頃な価格のハイセンスなホテルが密集
おすすめエリア4:ニマンヘミン通り周辺
旧市街、スアンドーク門の西側、チャンマイ大学の方向に進むとニマンヘミン通りにぶつかります。
そこから北上して大型ショッピングモールのMAYA Lifestyle Shopping Centerまでの間約2km続くニマンヘミン通り周辺には、おしゃれなカフェやレストランがあります。
かつては閑静な住宅街でしたが、昨今おしゃれなブティックやカフェなどが増え、チェンマイの中でも断トツでおしゃれなエリアです。
小さいお店が多いので、のんびり散策してガイドブックにも載っていないような自分だけのお気に入りのカフェや、レストランを見つけるのも楽しいですよ。
また、カフェにはWIFIが飛んでいて、長居をしても追い出されたりということもないので、日本人のノマドワーカーにも人気なエリアです。
1000バーツ(約3000円)くらいの手頃な価格で、内装のデザインに凝ったおしゃれなホテルもあります。
これまでいろんな国や都市を見てきましたが、ニマンヘミンほど手頃な価格でデザイン性の高いホテルが集まっているエリアは他ではほとんど見たことがありません。
正直かなりびっくりしました。
ぜひ1度このエリアのホテルをチェックするだけでも試してみてください!
日本のビジネスホテル価格かそれ以下で、NYを思わせるようなシンプルでスタイリッシュなインテリアから、ロマンチックな天蓋付きのベッドにアンティーク調なレトロな雰囲気を醸し出すホテルなど、ハイセンスなホテルを見つけることができますよ!
にぎやかさもありながら、おしゃれさもあり、エリア内に日本食も食べられるショッピングセンターがあるので、日本から初めてチェンマイに行くなら最も馴染みやすい、落ち着ける場所です。
ニマンヘミンのおすすめホテル
ノスタルジック派なら!コロニアル風建築がおしゃれなブリ シリ ブティックホテル Buri Siri Boutique Hotel
ブリ シリ ブティックホテルはコロニアル風なエッセンスとスタイリッシュなインテリアがうまくマッチした2016年オープンのホテルです。
タイは他の東南アジアと違い植民地化されたことはないので、コロニアル建築というとちょっと「あれ?」と思う方もいるかもしれません。
マレーシアやシンガポールなど隣国の古いホテルやそのインテリアにインスパイアされ、チェンマイ市内にはブリシリ以外にもコロニアルデザインを取り入れたホテルがいくつか見られます。
設備自体は新しいので大変きれいで、家具などはコロニアル建築を意識して木製のアンティーク調なものが置かれています。
MAYA Lifestyle Shopping Centerまでは歩いて15分ほどです。近くにセブンイレブンがあるのでちょっとした買い物はそこでも済ませられて便利です。
>> ブリ シリ ブティックホテルの空室状況と宿泊価格を見てみる
この感じのホテルが好きならこちらもおすすめ!イエスタデイ ホテル
コロニアル様式で建てられたかつてインターナショナル・プリスクール(幼稚園)の建物を改装してホテルにしています。
ニマンヘミンのおすすめホテル
スタイリッシュ派なら!白と黒のスッキリしたインテリアがモダンでおしゃれなBED ニマン ホテル BED Nimman Hotel
白と黒で統一されたスッキリしたインテリア。部屋の中もあまり余計な装飾はなくシンプルでスッキリした印象です。
大きな冷蔵庫に入っているペットボトルのお水は無料で自由に取ることができるので滞在中はかなり重宝しますよ。
またお茶やフルーツ、ちょっとした軽食なんかも無料で終日提供されているのでホテルで夜小腹が空いたときなども便利です。
こちらのBEDホテルはBED Nimman Hotelの他に現在チェンマイ市内に3箇所あります。
- ニマンヘミン通りからもう少し西側のBED Changkian Hotel
- 旧市街内のBED Phrasingh Hotel
- チェンマイ門近くのBED Chiangmai Gate
*ジャンプ先のHotelscombinedではBEDニマンに改修される前の”MP プレイス アパートメンツ”の写真が表示されています。一覧にあるホテル予約サイトどちらかに飛んで頂くと現在の施設の様子をご覧頂けます。
まとめ
チェンマイはバンコクに次ぐタイで2番目に大きな都市で何かと便利な一方、ゆるゆるとした田舎町の雰囲気もあります。
英語が通じる施設もとても多いですし、食品や宿泊施設での物価はバンコクよりずっと安く初めての個人旅行者も優しく迎え入れてくれる街です。
予算や滞在期間、観光目的など、自由に予定を組める街ですので旅を作る楽しさも味わえますよ。
また、世界中のどんな場所でも油断すれば犯罪に巻き込まれるのが大前提ですがチェンマイの治安は、バンコクや東京を含む他のアジアの都市より良好です。
貴重品に注意して、夜間に人気のないところに行かないようにすればまず不安はないでしょう。
のんびりとチェンマイの街を楽しんで来てくださいね!