ブリティッシュコロンビア州の州都ビクトリアはバンクーバーとは海を挟んだ対岸のバンクーバー島にあります。
今回は美しいビクトリアの街の見所とおすすめホテルを厳選して2軒ご紹介したいと思います!
ビクトリアの見所
ビクトリアは温暖な気候や美しく穏やかな街で、カナダの富裕層がリタイア後に住みたい場所としても昔から人気であります。
そのためかフェリー乗り場からビクトリアの中心部までバスで移動する車窓からは高級そうな邸宅が目に入ります。
ビクトリアの中心部はインナーハーバーの港を囲むように美しい遊歩道が整備されています。
ホテルや州議事堂をはじめ個人の邸宅の庭までよく手入れされ、街灯にもフラワーバスケットが吊り下げらるなど、街中が色とりどりの花々であふれています。
とくに春から夏はベストシーズン!
大きな街ではありませんがこ風情があり非常に美しいところです。
また、ビクトリアには英国の植民地時代の影響が色濃く残る建物がホテルやレストラン、ショップとしてあちこちに残っています。
中でも目立つのが州議事堂。
州議事堂は東京駅でも取り入れられている19世紀後半にイギリスで流行ったフリー・クラシック様式と呼ばれるルネッサンス様式、ゴシック様式などの折衷スタイルで、一見するとヨーロッパの宮殿のような華やかさです。
夜、ライトアップされた姿も美しいので必見ですよ。
州議事堂の他にも近くにはクラシカルな佇まいの最高級ホテル、フェアモント・エンプレス・ホテルがあります。
フェアモント・エンプレス・ホテルは格式あるアフターヌーンティーも有名です。ちょっと値は張りますが少し贅沢してもいいなと思ったらぜひ!
もう少し気軽にリーズナブルにお茶を楽しみたいなら、街中にある創業1894年、100年以上の歴史を持つ紅茶の専門店マーチーズ(Murchies)がおすすめ。
店内ではオリジナルブレンドの紅茶をはじめ、サンドイッチやキッシュ、ケーキが頂けます。種類も豊富でボリュームもありますよ。
販売されている紅茶やホットチョコレートはビクトリアのお土産としても人気が高いです。
ビクトリアの観光スポットとしてはブッチャードガーデンが一番有名です。
日本庭園やイタリアン・ガーデンなど様式の違う庭が5つのエリアにわかれていて、とても見応えがあります。
夏季限定で土曜の夜にはガーデン内で花火ショーが行われます。
打ち上げ花火だけでなく、音楽と一緒になった花火エンターテイメントなので夏の土曜日にビクトリアにいるなら必見のイベント。
春夏がベストシーズンですが秋もブッチャードガーデンの日本庭園が紅葉で色づき風情ある美しさです。
ダウンタウンからブッチャートガーデンまでは市バスも出ていますが、CVS Tourが送迎と入場チケットがセットになったツアーを催行しています。
夏は花火終了後に最終バスが出るので便利です。
ビクトリアで一度は泊まりたい憧れ高級ホテル!フェアモント エンプレス ホテル Fairmont Empress Hotel
ビクトリアを代表するホテルといえばフェアモント エンプレス ホテル。
インナーハーバーの中心にあり、まさにビクトリアの一等地にあります。目の前には海、美しい庭、街並みが広がります。
ブッチャードガーデンへの送迎バスもフェアモント エンプレス ホテル前からですし、バンクーバーへのバス乗り場もホテル裏手で近いです。
外観はクラシカルですが客室はモダンでエレガント。
確かに値は少しはりますがゴージャスな気分に浸れますよ。
宿泊するなら「ハーバービュー」のお部屋を選ぶことをおすすめします!
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インナーハーバーの景色を一望!デルタ ビクトリア オーシャン ポイント リゾート アンド スパ Delta Hotels by Marriott Victoria Ocean Pointe Resort
デルタ ホテル ビクトリアはフェアモント エンプレス ホテルとはインナーハーバーを挟んで対岸に位置しています。
そのためホテルのエントランスロビーにある大きな窓からはインナーハーバーが良く見えます。
ビクトリアの街自体コンパクトなのでデルタ ビクトリアから歩いて10分程でダウンタウンへ出ることができます。
ブッチャードガーデンへの送迎ツアーのピックアップ場所でもあるフェアモント エンプレス ホテルまでは徒歩で15分ほどです。
立地的にも便利で、1泊でも色々と見て回れます。
館内、客室はモダンですが豪華さもあり落ち着いて滞在できます。
客室もとてもきれいで広いです。清掃も行き届いているので清潔感があります。
館内にもレストランはありますが、ダウンタウンにも有名なフィッシュ&チップスやブランチのレストランがあるのでそちらもいいです。
客室タイプも複数あり、スイートルームにはリビングルームとベッドルームが1階と2階に分かれたメゾネットタイプの部屋もあります。
子供がいる家族や友達同士、ハネムーナーの滞在にもぴったりです。
「ウォータービュー」の客室からはハーバーの様子や対岸の州議事堂、エンプレスホテルが一望できます。
夜はとくにライトアップされた夜景がきれいですよ。
バンクーバーからビクトリアへの移動
バンクーバーからビクトリアの移動は飛行機、フェリー、水上飛行機などがあります。
飛行機だと25分ほどで着きますが、フェリーでの移動が価格も手頃でもっともポピュラーでしょう。
Wilson社のBC Ferries Connectorが運行しています。
フェリーといってもバンクーバーのダウンタウンからバスに乗車し、バスのままフェリーに乗り込みます。
フェリー乗船中は自由に船内を歩き回ることができ、景色も楽しめるのでちょっとした船旅気分も味わえます。
バンクーバー島到着後は、再度バスに乗り込みビクトリ中心部まで連れていってくれます。
バンクーバー側の乗り場はパシフィック・セントラル・ステーション。
なお少し割り増しになりますがダウンタウン内の主要ホテルを予約時のピックアップ場所に選べばそこから乗車可能です。
ビクトリア側の乗り場はフェアモント・エンプレス・ホテル裏手のCapital City Stationの看板が目印のバス乗り場。
所要時間はフェリー乗船時間が1時間半、バス移動含めたトータルの移動時間は約4時間です。
シアトルからビクトリアへの移動
シアトル・フェリー・ターミナルから高速船ビクトリア・クリッパーがビクトリアのインナーハーバーまで運行しています。
所要時間は約3時間。こちらはバンクーバーからのフェリーより小型なので車での乗船はできません。
編集後記
ビクトリアはバンクーバーからはフェリーとバスで片道4時間、シアトルからは高速船クリッパーで3時間と近いので、どちらかの都市に滞在しているときにちょっと足を伸ばして気軽にこれる旅行先としても人気です。
バンクーバーからも、シアトルからも日帰りでも可能ですが、かなり駆け足になります。
ゆっくりお茶をしたり、ブッチャードガーデンをゆっくり散策して花火を見たり、夜のイルミネーションも堪能するなら1泊するのがおすすめですよ。
ぜひ美しいビクトリアを楽しんできてください!