ドイツのロマンチック街道やライン川クルーズは新婚旅行やアニバーサリーのような節目の旅先としても大人気です。
せっかく古城の多いドイツに行くなら1泊くらいはお城のホテルに泊まりたい!
しかも、ライン川下りをして、途中で降りた街をのんびり散策して、夜は古城に泊まれたら素敵ですよね?
今回はそんな欲張りなリクエストにぴったりな、ライン川沿いの街オーバーヴェーゼルにある古城ホテル、Burghotel Auf Schoenburg(ブルクホテル アウフ シェーンブルク)をご紹介します。
オーバーヴェーゼルまでの行き方はライン川をクルーズしていく方法、列車でオーバーヴェーゼル駅までいく方法があります。
クルーズで:
ビンゲンからコブレンツまでのライン渓谷中流上部は世界遺産にしてされていて、両岸には美しい街々やスポットが点在しています。
コブレンツ〜マインツ間ではクルーズ運行会社KDライン(KD Rhine)により毎日定期船が運航されています。
(※全てがコブレンツ発ではないので注意が必要です。)
出発本数の多いボッパルト発の場合、オーバーヴェーゼルまで約1時間50分の船旅です。
ボッパルトからオーバーヴェーゼルの間には有名な岩壁ローレライがあります。
そう、あの美しき水の精ローレライがその歌声で付近を通る船を誘惑して遭難させたという伝説が残る場所です。
かつてはライン川の中でも最も川幅狭いために、流れも急で事故の多い場所でしたが、今では川幅も大型の船が航行できるほどになっています。
ライン川クルーズはいくつもの街を経由していくため、途中で下船して街を散策するのもとってもたのしいですよ。
列車で:
日本からの行き帰りを考えるとフランクフルトが起点になる方も多いでしょう。
オーバーヴェーゼル〜フランクフルト間の列車はビンゲンまたはマインツで1度乗り換え、乗る列車によって多少変わりますが1時間半〜2時間弱です。
ライン川クルーズの船の発着場所とオーバーヴェーゼル駅は近く、徒歩5分ほどでです。
船着場、駅からホテルまではかなりの坂を登る必要があり、徒歩は厳しいのでタクシーを拾ってください。
駅前に止まっていない場合は、ホテルに連絡すれば呼んでもらえます。
中世にタイムスリップする城内・・!
オーバーヴェーゼル駅からタクシーに乗ること約5分、坂道を登りきると丘の上にたたずむ重厚な石造りのお城が視界に飛び込んできます。
ブルクホテル アウフ シェーンブルクに到着です。
ブルクホテルとはドイツ語で古城ホテルを意味します。
アウフ シェーンブルクは12世紀に建築された要塞を19世紀後半にホテルとして営業開始しました。
城の中は当時の造りを活かし、家具や装飾品もアンティーク、内装もクラシカルでとても素敵です。
1歩足を踏み入れるとそこは中世の世界!
まるで自分がおとぎ話の中に迷い込んだような感覚になります。
ホテルのスタッフに話によれば、ハリーポッターの寮を想像する方も多いようです。
周辺には観光施設はありませんが、ライン川とぶとう畑が見下ろせて、中世の雰囲気を残した空間の中で静かな時間を過ごせます。
客室は、すべて間取り、デザインが違いますが、清潔感のある快適なホテルです。
部屋のデザインが違うので、予約前に、ホテルのホームページでどの部屋が自分の好みか確認されることをおすすめします。
景色を優先するならベランダ付の部屋がオススメです。
今回取材した部屋はスーペリアダブルルーム(No.22)です。
大きなスーツケースを広げると少し手狭に感じるかもしれませんが、2人なら問題ありません。
客室内の家具や装飾品もアンティークで素晴らしいですが、この部屋の一番のポイントはやはりベランダ付きということ。
小さなベランダですが、ライン川を見下ろすことができます。
高さがあるので高所が苦手な方にはすこし怖いかもしれませんが、本当に素晴らしい眺めです。
ベランダにはテーブルセットが置いてあるので、ホテルが準備してくれていたシェリー酒をベランダで楽しむなんてことも良い思い出になります。
浴室も清潔で、ロマンチックな雰囲気が好きなら真っ白な猫足のバスタブはきっと気にいることでしょう。
まさにお城に滞在していると実感させてくれる一方で、アメニティも充実しており、フリーWIFIも使えて快適です。
ちなみに周辺には特に商業施設はないので、必要なものは前の滞在都市でそろえてくださいね。
ロマンチックなディナーを
周辺は麓までおりないと食事をするところはありませんが、ホテル内のレストランが美味しいので是非試してください。
レストランはコースメニューの提供です。
ホテルから予約の場合は4コースが含まれています。
ホテル予約サイト経由の場合は朝食込みプランなので、当日のお腹の空き具合でディナーを3〜5品内で調整してオーダーすることができます。
- スタンダードな4コースメニューは45ユーロ
- 4コースから1皿目をスキップして3品にすると35ユーロ
- ワンランク上の5コースメニューは72ユーロ
- 5コースから1皿目か2皿目をスキップして4コースにした場合58ユーロ
ドレスコードは設けられていませんが、フォーマルな雰囲気なので男性はシャツやきちんとした靴、女性はワンピースがあると良いです。
周りで食事をとっていた他の旅行者もフォーマルな服装の方が多いので、短パンやサンダルは避けた方がよいでしょう。
前菜からメイン料理、デザートまでとっても美味しいと評判が高いです。
ディナーで使用されていたバターケースやティーポットは館内で販売されているので、お土産にもいいですね。
朝食も美味しく、天気が良ければテラスで頂くのも気持ちがいいです!
スタッフの対応は?
皆さん親切で、控えめで、過ごしやすいです。
スタッフの制服が民族衣装風で可愛らしいのですが、とくに印象的だったのがポーターの男子!
とても綺麗な顔立ちの彼がクラシカルな制服に身を包み、城内で見ると本当に映画のワンシーンのようでした。
シークレットガーデンを散策
ホテル敷地内には宿泊者だけが入れる鍵付きの庭があります。
この鍵はチェックイン時に部屋の鍵と一緒にわたされます。
庭を散策すると、トムソーヤーに出てきそうなツリーハウスがあったり、眠れる森の美女を思い起こすような紡ぎ車に出会ったり、本当におとぎ話の中に迷い込んだ気持ちになります。
ライン川も見渡せ絶景にも出会えます。
ホテルに着いてもこの庭を見ないで帰ってしまったらもったいないです!
早めに到着してゆっくり散策してみてください。
まとめ
外観、内装、雰囲気も完璧で、周りも静かで、食事も美味しく、時間を忘れるようなホテルです。
城の中も探検しがいがありますし、デザインが違う客室も気になってたまらなくなるので、1度訪れるときっともう一度訪れたいホテルの1つになるでしょう。
とてもロマンチックなのでハネムーンや夫婦での記念日の旅行にもぴったりです。
たとえばハネムーンで訪れたホテルに、何年後かの記念日に夫婦でもう1度宿泊するのもとっても素敵な約束ですよね。
ブルクホテル アウフ シェーンブルクは客室数が少なく、人気ですぐ満室になるので、行く時期が決まったら早めに予約することをおすすめします。
その時に便利なのが、各ホテル予約サイトの提示価格をいっぺんに比較できるHotelscombined。
ホテル料金の最安値比較サイトです。
「この部屋に泊まりたい!」という希望があればホテルサイトから指定するのが確実ですが、特定の部屋でなくとも眺めや、バスタブ付きなどの条件を満たした上で「とにかくリーズナブルに!」「予算内なのが重要!」という方でしたらこちらもぜひチェックして見てくださいね。
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