ベトナム旅行をするならホーチミンかハノイを起点にする人が多いですよね。
特にベトナムの世界遺産は8つありますが、そのうち4つがハノイ市内やハノイから日帰りで行けるためハノイに宿をとることになります。
街の印象の違いでいうとホーチミンは商業都市というだけあってとても活気があります。
ハノイは街中に湖が点在していて、緑が多くホーチミンよりはもっとしっとりした感じ。
ガヤガヤした雰囲気が苦手な方はハノイのほうが好みかもしれません。
ハノイはベトナムの首都で都と定められたのは11世紀。
その後、19世紀にはフランス領に、第2次大戦時には日本領に、戦後もベトナム戦争など激動の時代を経て2010年には遷都1000年を迎えた古都です。
歴史の移り変わりの中で、建物もそれぞれの時代の影響を受けてきました。
路地には中国風の建物やフランス領時代の名残を残すコロニアル様式の建物が混ざり合っていて、ノスタルジックな雰囲気のエリアもあります。
ハノイと比べホーチミンは中心部に市民劇場、ドンコイエリア、聖母マリア教会、ベンタイン市場など主要観光スポットがほぼ徒歩で回れますが、ハノイは観光スポットが点在しているので場所によっては歩いていくのは困難。
すると実際どこを拠点にしたらいいのか色々迷いますよね。
そこで今回はハノイ観光に便利な滞在4エリアとおすすめホテルをご紹介したいと思います!
ちなみにHotels.comが実施する「日本人旅行者が海外の宿泊施設で支払った宿泊料金」調査によると、ハノイの平均宿泊料金はおおよそ9,000円ほどです。
迷ったら!ホアンキエム湖周辺
ハノイのノイバイ空港からホアンキエム湖や旧市街までは、車で1時間弱ほどです。
86番のバスでもいけますが、ホテルによっては送迎サービスがあるので利用するのもありです。
送迎がなければ荷物がある場合はGrabでタクシーを呼ぶのが便利。
ホアンキエム湖はハノイの中心部にある湖です。
湖の周りは朝はランニングする人がいたり、夕暮れからはカップルのデートスポットになったりとハノイ市民の憩いの場所になっています。
ホアンキエム湖自体、湖の中に立つ「亀の塔」や「玉山祠」などの見所があります。
夜はこの玉山祠や歩道がカラフルにライトアップされて昼とはまた違った雰囲気を味わうことができます。
湖周辺も見所やおしゃれなカフェやレストランもありますし、ハノイで有名なタンロン水上人形劇場もホアンキエム湖から近いところにあります。
観光地でもありますがローカルなお店も多く残っています。
スーパーやお土産店、旅の疲れを癒せるマッサージ店もあります。
ハノイは物価も安いので、マッサージも受けやすいですし、お土産を調達するにもいいエリアです。
ホアンキエム湖西側にはハノイ大教会、北側には旧市街が広がっています。
ホアンキエム湖周辺はホテルも高級ホテルからリーズナブルなホテルまで取り揃っていて選択肢も多いので、どこを拠点にするか、どのホテルに泊まりたいかまだ決まってない場合はまずはこのエリアで探すといいですね!
ホアンキエム湖徒歩3分!
ハノイ エメラルド ウォーターズ ホテル トレンディ
Hanoi Emerald Waters Hotel Trendy
ホアンキエム湖まで歩いてすぐのところにあるのがハノイ エメラルド ウォーターズ ホテル トレンディ(旧ザー バオ パレス ホテル)です。
湖の北側にあるので旧市街へのアクセスよく、街散策もナイトマーケットも思う存分楽しめます。
部屋もモダンなインテリアで清潔感があります。ベッドメイクのたびに作ってくれるタオルアートもかわいいです。
通常タイプの部屋に加え、クイーンベッド2台が設置されたファミリールームもあります。
友人同士や家族旅行での滞在にも対応できる部屋です!
また朝食が美味しいと評判です。
スタッフも笑顔が多く対応もいいと好評です。
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古きよき職人街の街並みが残る!ハノイ旧市街
ホアンキエム湖北側からドンスアン市場あたりまでの一帯が旧市街です。
旧市街はハノイ観光の中でも一番歩いて楽しいエリアです。
このエリアはかつて歴代の朝廷へ献上する品を作る職人たちによって作られた、いわば城下街です。
特徴的なのは旧市街は通りごとに同じ業種の専門店が集まっています。
漢方を売る店、金物屋、ブリキ製品、竹製品などさまざま。
後黎(レー)朝時代には36の職人通りがあったことから旧市街は「ハノイ36通り」とも呼ばれるようになりました。
ただし、これは外国人の間での呼び名になります。ベトナムの人は「Pho Co(フォーコー)」(旧市街という意味)と呼んでいます。
36の通り名は「扱う商品の名前」がつけられています。
時代の流れとともに名称や通りの数は変わっていますが、今も昔ながらの伝統を受け継ぐ商店も街のあちこちに残っています。
通りごとに業種が変わるので角を曲がるたびに違った印象を与えてくれます。
また、街中には15世紀頃から移り住んできた華僑によって建てられた極彩色の建物や、19世紀後半フランス統治以降に建てられたコロニアル建築など趣ある建物もミックスされているので、散策中にはそちらもちょっと注目してみてください。
また歩いていると季節の果物や食材を売り歩く行商人を見かけることも。
趣ある建物に、行商人、昔ながらの商店、下町の雰囲気の中にもなんとなくノスタルジックな雰囲気があります。
B級グルメも楽しめるので、旧市街は気が向くままお散歩するのがおすすめ。
旧市街は格安ホテルやハイセンスなミニホテルも多いエリアで、逆に素敵なホテルが多すぎて迷うかもしれませんが、リーズナブルでおしゃれなホテルを探したい方にもぴったりです。
[su_spoiler title=”【ミニホテルって?】” open=”yes” style=”simple”]
ミニホテルとは間口が狭く縦に細長い建物が多いベトナムのホーチミン、ハノイに多くあるホテル。
客室数が数室~30室程度、価格帯は1泊USD50前後のところが多い。
清潔なところも多く、ゲストハウスでの共同生活、バス、トイレの共用が苦手な女性や一人旅にも人気。[/su_spoiler]
ルーフトップバーあり!
オーギャラシークラッシーホテル&スパ
O’Gallery Classy Hotel & Spa
オーギャラシークラッシーホテルアンドスパは旧市街にあるホテルです。
旧市街の中にあるのでいろんな専門店も徒歩圏内で、ホアンキエム湖までは歩いて5分くらい、ナイトマーケットなど旧市街の一番にぎわってるエリアも5分くらいの立地です。
また、ホアンキエム湖西側のハノイ大聖堂周辺までも徒歩15〜20分くらいなので色んな所に歩いていくことができるので便利です。
ホテルの目の前は朝から晩まで開いている生鮮市場があり、ハノイのローカルな雰囲気を味わうことができます。
旧市街のごちゃっとしたローカル感溢れるエリアに建つホテルですが、館内は静かで心地よく過ごせます。
ホテルはアジアンシックなインテリアがお洒落で、清潔感があります。
客室によってはシャワーブースだけでなくバスタブ付きのお部屋もあります。
また、シングルベッド2台、クイーンベッド1台のコネクティングルームもあり、家族旅行や友人との旅行にもおすすめ。
ホテル内にスパや屋上にはルーフトップバーがあるのでマッサージやお酒を楽しんでそのままお部屋に戻れるのは楽チンですよ!
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程よく便利!ハノイ ガーデン ホテル
Garden Boutique Hotel & Spa
ハノイガーデンホテルは旧市街の中でもドン・スアン市場とホアンキエム湖のだいたい中間にあるあるこじんまりした家族経営のホテルです。
(ホアンキエム湖まで徒歩10分弱、ドン・スアン市場まで5分くらい)
周辺はコンビニや、各種お店もあるので食べ歩きもできますし、スパなどもが徒歩圏にあるので便利です。
旧市街の一番にぎやかなところまで歩いて行ける距離ですし、郊外エリアへ出かけるときもバス発着の多いロンビエンバスターミナルまで歩いて10分少々です。
客室はライトなどの調度品はアジア風ですが全体的にはモダンでシンプル、清潔感があります。
スタッフの方も親切です。
ホテル内でもマッサージを受けられるので、そのままお部屋に戻ってくつろげます。
おしゃれなお店も多い!ハノイ大教会周辺
ホアンキエム湖の西側に進んでいくとネオゴシック様式の美しい教会が見えてきます。
見所の1つの聖ヨセフ大聖堂(通称ハノイ大教会)です。
ハノイ大教会はパリのノートルダム寺院をモデルに建てられました。
教会周りには樹々が茂りなんとなくパリの一角のような風景。
教会のステンドグラスもとても素敵で見応えがあります。
ハノイ大教会からホアンキエム湖の北側の旧市街へ徒歩10分ほどで歩いていくことができます。
ハノイ大教会周辺エリアには、オシャレなセレクトショップやカフェ、雑貨店、お土産屋などが集まっていて、雑多な旧市街とはまた雰囲気が変わります。
おしゃれで手頃な価格のミニホテルも多いエリアです。
ハノイ大教会のある通りから1本隔てたNgo Huyen(ゴーフィン)通りには1泊1,000円台から泊まれる格安宿が集まっていてバックパッカーに人気です。
ブルーが印象的なお洒落ホテル!
ハノイ ブリリアント ホテル&スパ
Hanoi Brilliant Hotel and Spa
ハノイ ブリリアント ホテル アンド スパ(旧ハノイ モルガンズ ホテル)はハノイ大教会近くにあります。
ハノイ大教会やホアンキエム湖の近くまで徒歩5分ほど、10分くらい歩けば旧市街に行くことがでできます。
徒歩で色々回れるので、疲れたらホテルに戻って一息つくことができます。
客室も通常タイプ以外に、コネクティングルームがあります。
トイレとシャワーが2つずつあるので家族旅行や友人同士の旅行にもぴったりです。
ホテルは全体的に青を基調としたインテリアでおしゃれ。
客室も清潔感があり、バスルームの水圧も十分です。
周辺にはレストラン、マッサージ店、コンビニなどもあるので便利です。
スタッフの対応もプロフェッショナルと評判です。
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湖畔でゆったり過ごすなら!タイ湖(西湖)周辺
タイ湖(西湖)はハノイ中心部のホアンキエム湖からだと、出発地点にもよりますがタクシーで約15〜20分ほど北上したところにあります。
タイ湖周辺にも観光スポットが点在しています。
タイ湖の南側にはホーチミン廟(びょう)やチャンクオック寺(鎮国寺)があります。
チャンクオック寺の境内には釈迦や菩薩、関羽などさまざまな聖人君子が祀られています。
タイ湖の真ん中あたりにはシレナショッピングセンターがあり、さらに北側にはホータイウォーターパークがあります。
また、タイ湖周辺は湖畔には欧米系の滞在者が多く、オシャレなカフェやレストラン、個性的なショップもあります。
ホアンキエム湖は歩いて1時間弱ほどで1周することもできますがタイ湖は大きいので歩いて1周は結構大変です。
そのため見所と見所の間など部分的に散策するのがおすすめ。
ここを拠点にすると観光スポットを色々回りたい場合は中心部から離れているので少し不便さを感じるかもしれません。
でも湖畔には湖が眺められるようなリゾートタイプの高級ホテルもあるので、ゆっくりしたい方にはおすすめのエリアです。
タイ湖畔にある安定の高級ホテル!
パン パシフィック ハノイ
Pan Pacific Hanoi
パン パシフィック ハノイ(旧ソフィテル プラザ ハノイ)はタイ湖湖畔にあります。
レイクビューの部屋に滞在すれば1日中景色の良さを楽しめますし、夜景は特に綺麗でおすすめ。
旧市街まではタクシーで十数分なので不便さもあまり感じることはないです。
逆に喧騒から離れている分静かな環境でのんびりできます。
部屋も清掃が行き届きていて清潔感があります。
バスルームのお湯も出もよく、バスタブとシャワーブースが別なのも嬉しいところ。
クラブフロア宿泊だと専用ラウンジでのイブニングカクテルのサービスもありますし、軽食も終日楽しめます。
喧騒から離れて落ち着いた環境でゆったりした部屋に滞在したい方におすすめです!
編集後記
ハノイに滞在してるならロンビエン橋とハロン湾もぜひみてください。
Long Bien(ロンビエン)地区にあるロンビエン橋は、横たわるエッフェル塔とも言われています。
ドンスアン市場からは歩いて20分ほど。
ロンビエン橋はフランス植民地時代に完成し、今も使われています。
ノスタルジックな雰囲気が残り撮影スポットとしても有名なスポットです。
周辺にはイオンモールなど大きなショッピングモールもあり、この周辺もお手頃価格のホテルが多くあります。
もう1カ所、世界遺産であるハロン湾へもぜひ足を伸ばしてみてください。
便利なのはツアーに参加です。ホテルまでの送迎やハロン湾クルーズがパックになっています。
ツアーにも様々な種類があり、ハロン湾クルーズは基本ですが鍾乳洞観光やシーカヤックが含まれていたりするものもあります。
また、料金によって上陸する島の数が違ってきたり、ランチが含まれていなかったりするので、料金だけでなく、自分で体験したいものが含まれているか内容をよく確認して参加してみてくださいね!
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