ひとり旅

世界遺産ペナン・ジョージタウンにあるナムケンホテル(Nam Keng Hotel)がお洒落!

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マレーシアには街が世界遺産として登録された場所が2カ所あります。

それがマラッカとペナン。

この2つのエリアには植民地時代の建物と様々な文化が融合した独特の町並みが今なお残っています。

プラナカン文化が色濃く残るペナンのジョージタウンに滞在するなら、昔の趣残るショップハウスやプラナカンがかつて暮らしていた邸宅をリノベーションしたホテルが情緒があっておすすめ。

ジョージタウンの中心エリアにあるナム ケン ホテル(Nam Keng Hotel 南京酒店も比較的新しいリノベホテルの1つです。

ナムケンホテル 外観ナムケンホテル 外観

ロケーション:街が世界遺産 昔の趣残るジョージタウンに

街全体が世界遺産に登録されているジョージタウンはペナン国際空港からタクシーで30-40分ほど行ったところにあります。街なかは他民族国家マレーシアらしく、ヒンズー教の寺院、モスク、仏教寺院もあります。

シントラ通り(日本横街)でその昔プラナカンが実際に暮らしたショップハウスを改装した小さなブテックホテルがナム ケン ホテル(Nam Keng Hotel)です。

ショップハウスは隣同士隣接していて入口も小さいので、タクシーの運転手さんが一瞬見逃しそうになることもありますが、住所を見せれば大丈夫。

このエリアはジョージタウンの中心部なので主要観光スポットが徒歩圏内ですし、疲れたら立ち寄って一息つくこともできるので、観光にはもってこいなロケーションです。

周辺エリア:観光スポットも徒歩圏内、ごはんを食べる場所たくさん!

ナム ケン ホテル(Nam Keng Hotel)の周囲には中華系レストランもたくさんあり、5分ほど歩けば屋台街もあるので手軽で美味しい食べ物にたくさん出会えます。

昼間は店舗を構えるところが営業しているだけですが、夜になると多くの屋台が出て、周辺の住民もご飯を食べにやってくるのでとってもにぎやかですよ。

屋台街の料理はホッケンミーやチャーハン、マレー系の粽、薬膳デザートなどマレー、中華系のメニューが多いです。

1日中お客さんの絶えない人気のチャイニーズ風パンケーキの屋台もあります。ご飯の値段も安いですし、ほとんどの料理が持ち帰りができるので色々買って涼しいお部屋で食べるのもおすすめです。

また、少し歩けば24時間営業のカレー屋さんNasi Kandar Line Clearや野外タイプのフードコートRed Garden Cafeもあります。

街中にはいたるところにカフェがあり、ファストフードタイプの気軽に入りやすいとことから、ショップハウスを改造したお洒落でゆっくりできるカフェもあるので、暑くて歩き疲れた時の休憩にぜひ。

早朝から近くのChowrasta Market(チョウラスタマーケット)が始まります。

魚からお肉、野菜、魚、雑貨、洋服と何でも売ってる巨大マーケット!地元の買い物客で連日にぎわっています。午後、夕方には店じまいするお店も多いので朝の散歩がてらのぞいてみるのもおすすめです。

街を歩いているとプラナカンのカラフルで豪華な邸宅やショップハウスが多く残っているので見て歩くだけでも楽しいですよ。

プラナカン邸宅の中でも一番有名なのがチョンファッツィー(別名:ブルーマンション)。壁が鮮やかなブルーで塗られているのが由来です。

かつてペナンでも有数の大富豪が妻のために建てたこの邸宅はゴージャスのひと言!ナム ケン ホテル(Nam Keng Hotel)からはブルーマンションも徒歩15分ほどです。

中国寺院のクーコンシーリトルインディアカピタン・クリン・モスクも徒歩圏内。観光にも便利な立地にあります。

館内:昔のショップハウスを活かしたキッチュで品の良いインテリア

昔のプラナカンがお店兼住居として暮らしていたショップハウスは京都の町屋に似ていて、間口が狭く、奥行きがあり、中庭があります。

そのためホテルも入口は小さく、フロントも小さなデスクが1つあるだけです。

チェックインの時も「このホテルで大丈夫かな?」と思うかもしれませんが、奥に進むと一転、吹き抜けで空が見える静かな中庭が広がっていてちょっとびっくりしますよ。

そこを取り囲む壁や欄間にプラナカン特有のディテールの細かい、色とりどりの彫刻が施されていてため息が漏れます。

ナムケンホテル 中庭ナムケンホテル 中庭

外観や内装は60年代のプラナカンスタイルをもとにしていて、品良くまとめられています。

廊下にも貝殻をちりばめた螺鈿(らでん)細工が美しいアンティークチェアが置かれ、館内は小規模ながらインテリアがとっても素敵でテンションが上がります。

中庭にはカフェテーブルが置かれていて、なんとここが朝食会場です!

ナムケンホテルのレセプション裏
客室&バスルーム

部屋数は8つのみの本当に小さなホテル。内部は最近改築されており、清掃も行き届いているので室内はとてもきれいです。

調度品類はアンティークではないですが、木製で雰囲気にマッチしたものが使われています。お湯をもらうためのレトロな水筒も雰囲気にあっていました。

部屋タイプは大きく分けると3タイプあります。

  • ダブルルーム(定員2名)
  • ツインルーム(定員2名)
  • トリプルルーム(ダブルベッド1、シングルベッド)(定員3名)

1階には通りに面したスタンダード・ダブルルーム、建物裏側の小さな庭が見えるガーデンスイート(ダブルベッドx1)の2室が、2階にはスーペリア・ダブルダブルルーム、デラックスダブルルーム、ツインルーム、ファミリートリプルルームの6室があります。

通りに面している部屋も夜は静かでした。

ナムケンホテルの客室 1ナムケンホテル 客室

ナムケンホテルの客室 2
バスルームはコンパクトなつくりで、きれいに掃除してあり清潔です。

日本人には残念ですがバスタブはなく、シャワーブースのみとなります。ただしペナンでは珍しくウォシュレット付のトイレです!

ナムケンホテルのバスルームバスルーム

スタッフの対応:笑顔でフレンドリー!

フロントスタッフは若いスタッフが多いですが、皆フレンドリーで、笑顔で対応してくれます。ツアーの相談にものってくれますよ。

近くには姉妹ホテルYang Keng Hotelがあり、ルームサービス希望の場合はそちらのホテル内のカフェからデリバリーされます。Yang Keng Hotelも素敵なホテルですよ。

朝食:日替わりでローカルスイーツが味わえるのが楽しい!

朝食の種類は大きなホテルと比べると少ないですが、パンやシリアルなどのオーソドックスなものに加えて、バナナリーフでくるまれたナシレマや色鮮やかなクエなどのローカルスイーツが日替わりで並びます。

旅行者だとマーケットのどこに行けば買えるのかわからないので、朝食で味わえるのはとてもいいです。

そして朝食場所は、建物中心部の吹き抜けの中庭!

晴れた日、青空が見える中庭で朝食を食べるのは最高に気持ちがいいです。

ナムケンホテルの朝食ナムケンホテルの朝食で出てたローカルスイーツ

こんな人におすすめ!

  • 1人旅、カップル、夫婦、友達同士、子供1人の家族(トリプルルーム利用)
  • 世界遺産が好きな(ジョージタウンは街が世界遺産です!)
  • 世界遺産の街に泊まりたい
  • 歴史的な建築を改造したヘリテージホテルに泊まりたい方
  • カラフルでディテールが美しいプラナカンのショップハウスに泊まりたい
  • 宿泊者の口コミ評価の高いホテルの泊まりたい
  • 街中にある立地の良いホテルがいい

ただし…
△4人以上の家族で一部屋は難しい。その場合は2部屋とることになります。
△朝食の種類が多いほうが好きな方は少し物足りないかもしれません。
△英語は聞き取りやすい発音でしたが日本語は通じません。

宿泊費目安 約7,500〜8,000円/泊(税、サービス料込)

価格は常に変動します。

ナムケンホテルの空室状況と最安値価格をチェック

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編集後記

ナム ケン ホテルの部屋にはそれぞれ中国で昔から語り継がれている話に登場する、幸先のいいイデオムから名前が付けれています。

向かい合う部屋の言葉がペアになって1つのイデオムになるそう。縁起をかつぎましょう!

ABOUT ME
Itoh
設計よりも素敵な建築を見る方が好きでこちらの編集部へ来ました。 2級建築士免許保持者ですが今はペーパー建築士です。 海外のホテルインテリアが好きで、デザインホテルから歴史的な建物をリノベーションしたホテル、有名建築家の作品や世界遺産など建築にまつわる記事を中心に担当しています。 みなさんの旅先の発見のヒントになるような、そんな情報を発信していけたらと思っています。