イタリア・ベネチアの街並みを写真で見ると漫画ONEPIECEのウォーターセブンを思い起こす人もいるのではないでしょうか!?
(編集部だけでしょうか・・・)
ベネチアは人気観光地が多いイタリアの中でも常に人気。観光スポットも目白押しです。
「ヴェネツィアとその潟(かた)」という名称で街自体が世界遺産にも登録されています。
現時点で日本からベネチアへの直行便はありませんが、2024年後半からANAの羽田ーミラノ直行便が就航し、イタリアへのアクセスがぐっと便利になりました!
ミラノからベネチアへは高速鉄道で約2時間半なので、ミラノ経由で入るルートも人気です。
もちろん、これまで通りドバイや欧州主要都市を経由してベネチア・マルコポーロ空港へ飛ぶ方法も一般的ですよ。
ベネチアは別名「水の都」としても知られ、100以上の島々が約400の橋と150超えの運河で結ばれています。
そのためベネチアの街中の移動は徒歩か船のみとなります。
そんなベネチア本島に宿泊するメリットは
- 「水の都」の特別感
- 観光スポットまでの移動が楽しい
- 非日常感を味わえるホテル
たくさんの運河とゴンドラ、中世の建物が残る街並みが残っているので水の都の特別感があります。
ヴェネツィアは路地が入り組んで街自体が迷路のようで観光スポットまでの移動もとても楽しいです。
水上バス移動の場合も徒歩とはまた違った景色が見えてきます。せっかくなので1度くらいは名物のゴンドラに乗ってみるのも!
道に迷ったら兎にも角にもサン・マルコ広場を目指せばなんとかなります!
かつての貴族の邸宅や修道院を改造したホテルなどクラシカルなホテルもたくさんあり非日常を味わえます。
一方でベネチア本島に宿泊するデメリットは
- ホテルの質が今ひとつ
- ホテルまでの移動がいささか面倒
日本人旅行者がベネチアで支払う1泊の宿泊料金は、かつては平均2万円前後と言われていましたが、2026年現在は円安の影響もあり、本島内であれば1泊1室あたり3.5万円〜6万円前後が一般的な相場となっています。
これはイタリア、ヨーロッパ全体で見てもかなり高い部類に入ります。
一方で、ホテルは建替えが勝手にできず昔からの建物を使い続けているため、料金の割に設備面の古さ、狭さは否めず、ホテルの質にイマイチ感を感じる方もいるかも
またヴェネツィア内は徒歩か水上移動(船)です。
スーツケースを持って混み合う水上バスに乗ったり、石畳の上をホテルまで数十分も歩いてしまうと移動は面倒に感じるかも
※出発前にチェック!「入域予約システム」について
ベネチアではオーバーツーリズム対策として、特定の日に「入域料」の支払いと予約が必要になっています。
「ホテルに宿泊する人」は料金自体は免除されますが、専用サイトから免除証明のQRコードを取得しておく必要があります。
これを忘れると罰金の対象になることもあるので、ホテルを予約したらセットで準備しておきましょう!
メリット、デメリットありますが、今回は「水の都」感を感じられるベネチア本島内の滞在におすすめなエリアとホテルをご紹介したいと思います!
ヴェネツィアの玄関口!サンタ・ルチア駅&ローマ広場エリア
Santa Lucia Station Photo by Ryckaert(wikimedia)サンタ・ルチア駅やローマ広場はヴェネツィアの陸の玄関口と言ってもいいでしょう。
イタリアの各都市や欧州近隣の国からの国際列車が乗り入れています。
例えばドイツのミュンヘンからは6時間、ウィーンからは夜行列車で10時間半ほど。
イタリア各都市からは、高速列車フレッチャ(Freccia)でミラノ中央駅からなら最短で約2時間半、ローマ・テルミニ駅からは3時間45分、フィレンツェからだと約2時間で行くことができます。
イタリアの主要都市を周遊している中にヴェネツィアを組み込むならフィレンツェからが一番近いですね。
サンタ・ルチア駅の隣にはバスターミナルのローマ広場があります。
サンタルチア駅とローマ広場の間はカナル・グランデ運河が通っていて、コスティトゥツィオーネ橋を渡って移動することになります。
ヴェネツィアまで空路で来る場合、本土側にあるヴェネツィア・テッセラ空港(通称:マルコ・ポーロ国際空港)に到着します。
ヴェネチアの市街地はバス、自動車などの乗り入れが禁止されているのでバスやタクシーの乗り換え場所がローマ広場になります。
ローマ広場からヴァポレットと呼ばれる水上バス、水上タクシーなどヴェネツィア市街の各エリアに移動する交通機関へ乗り換えができます。
サンタ・ルチア駅、ローマ広場近くのホテルに滞在するメリットは何と言っても身軽に観光できること!
またサン・マルコ広場やリアルト橋周辺から少し離れているので、ホテルの宿泊料金もやや抑えめな印象です。
水上バスにスーツケースを持って乗りこみ、ホテルまで石畳の道を長らく歩くのってけっこうしんどかったりします。
その点、サンタ・ルチア駅やローマ広場近くのホテルであれば、徒歩でホテル行けますし、荷物を置いて身軽に観光できます。
ただ、有名観光スポットからは少し距離があるのでその分移動に時間はかかります。
家族旅行でお子さんや両親と一緒であまりに移動の負担をかけられない方や、夜遅く着く方、朝早く出発する方などはローマ広場やサンタ・ルチア駅近くにホテルを取ると便利ですね!
ちなみに、最近は水上バス(ヴァポレット)の運賃が値上がりしていて、1回券が9.5ユーロ(約1,700円以上:2026年1月換算)もします。
何度も乗り降りするなら「ベネチア・ユニカ」などの1日乗車券を事前に買っておくのが賢い選択です。
駅周辺のホテルなら、こうした船の回数を減らして節約できるのも隠れたメリットですね。
元修道院を改装した駅近ホテル!ホテル アッバツィア Hotel Abbazia 予算:エコノミー〜
- サンタ・ルチア駅 徒歩約3分
- 水上バス停留所(Ferrovia) 徒歩約5分
ホテル アッバツィアはかつて修道院だった建物をホテルにしているので歴史を感じます。
客室の調度品もクラシカルでレトロな印象
ヨーロッパの古い建物を使ったホテルでは多いですがこちらもエレベーターがありません。
荷物はホテルの人に運んでもらえますが、階段の昇り降りが大変な人は1階をリクエストしましょう。
水回りについてはこちらもヨーロッパではよくあることですが湯量が少なかったり、古さは感じるかもしれません。
ただ館内は清掃も行き届いているのできれいで過ごしやすいです。
ホテル アッバツィには中庭もあり、夏の間は中庭で朝食を取ることもできますよ。
スタッフもフレンドリーです。
ローマ広場近く!ホテル パパドポリ ヴェネツィア M ギャラリー Hotel Papadopoli Venezia – MGallery by Sofitel 予算:ミドル〜
- ローマ広場 徒歩約5分(橋1つ渡ります)
- 水上バス停留所(Piazza le Roma) 徒歩数分
(ヴァポレットの乗り場は行先によっては少し遠くなるかもしれません)
ホテル パパドポリ ヴェネツィア M ギャラリー コレクションは世界展開するソフィテルグループのホテルです。
ローマ広場からは橋を1つ渡ってすぐ。
水上バスの停留所もPiazza le Romaが近く使いやすいです。
サンタ・ルチア駅まではもう1つ大きい橋を渡らないといけないので大きな荷物があると少し遠く感じるかもしれません。
駅やローマ広場は近いですが、反面、街の中心地までやや距離があります。
サン・マルコ広場方面へは、ローマ広場の停留所から水上バスで行くことができますが、リアルト橋を通って歩いて行くと約30分前後です。
ヴェネツィアは散策が楽しい街なので気づくと結構歩いています。
歩きすぎて疲れて旅に支障が出てしまわないよう適度に休憩したり水上バス、水上タクシーを取り入れましょう。
もしマルコ・ポーロ国際空港から水上タクシーを利用する場合は約30分ほどで到着します。
客室は清潔で、内装にはあえてクラシカルなパターンの壁紙を取り入れてりのか街の雰囲気に合わせるようなエレガントなインテリアです。
バスタブ付きの部屋もあります。
またバルコニー付きの部屋もあり、ホテル前の小さな運河を眺めることもできます。
ヴェネツィア観光の中心!サン・マルコ広場エリア
Piazza S. marco Photo by StockSnap(Pixabay)ヴェネツツィア観光で一番有名なのはアドリア海にほど近い位置にある「サン・マルコ広場」と「サン・マルコ大聖堂」
サン・マルコ広場はナポレオン・ボナパルトをして”世界で最も美しい広場”言わしめた場所です。
そのサン・マルコ広場に面してサン・マルコ大聖堂があります。
サン・マルコ大聖堂は東ローマ帝国で流行ったビザンティン様式の代表的な建物で金などもあしらわれ豪華な外観が目を引きます。
ビザンティン様式の特徴はドーム(初期のイスラム建築にも影響してるのでモスクの建物にもみられますね)
さらにサン・マルコ大聖堂に隣接するように建つのがドゥカーレ宮殿
白の柱とピンクのタイルが印象的なヴェネツィア風ゴシック様式です。
ゴシック様式というと尖塔やバラ窓が特徴で、パリのノートルダム大聖堂やミラノのドゥオーモが代表例です。
それと比較するとドゥカーレ宮殿は外見がややスッキリ。
というのもヴェネツィア風ゴシック様式は、尖塔アーチが特徴のゴシック様式にビザンチンやムーアといったオリエンタルな様式の影響が加わったものなのです。
サン・マルコ広場を中心にお土産物屋さん、ハイブランドショップ、レストラン、カフェもたくさんあります。
サン・マルコ広場からリアルト橋も徒歩で10分ほどです。
水上バス乗り場も近いので他の観光スポットへのアクセスもいいですよ。
サン・マルコ広場まではマルコ・ポーロ国際空港、ローマ広場からACTV社やAlilaguna社の水上バスで移動することができます。
ホテルの場所によってはスーツケースを持っての移動が大変なので、少し高いですが水上タクシーを使うことも選択肢に入れた方がいいでしょう。
ちなみにサン・マルコ広場は観光の中心スポットだけあってヴェネチアのホテルの中でも3つ星や4つ星も料金設定はやや高め。
ただホテルから1歩外に出るとそこにはタイムスリップしたかのような世界が人がっています。
中世時代からの建物や運河が張り巡らされたヴェネツィアの街の中に滞在する特別感が中心部に滞在する醍醐味ですね。
観光スポットに近い便利なところに滞在したい場合はこの辺りがおすすめです!
貴族の邸宅をホテルに!ホテル サトゥルニア&インターナショナル Hotel Saturnia & International 予算:ミドル〜
- サン・マルコ広場 徒歩約5分(橋1つ渡ります)
- 水上バス停留所(S. Marco)徒歩約5分(橋1つ渡ります)
14世紀に建てられた貴族の邸宅を改装し、1908年にホテルとしてオープンしたのがホテル サトゥルニア&インターナショナルです。
今も昔もSerandrei家による家族経営のこじんまりとしたアットホームなホテル
ここのホテルの売りは何と言っても立地!
ヴェネツィアの中心部、サン・マルコ広場まで徒歩5分という近さ。
水上バスの停留所も同じく徒歩5分ほどです。
また、裏口が運河に面しているので水上タクシーなら直接乗り降りできます。
ホテルはハイブランドが立ち並ぶ通りに面していて治安もいいですし、周辺にはレストラン、カフェも多くあるので便利です。
中心部にあるので観光の途中でホテルに戻って一休みできるのもいいですね。
歴史ある建物なので、天井が高く、梁や調度品も趣があり雰囲気が良いです。
部屋も清潔で、バスルームなど設備は新しくされているの快適に過ごせます。
もともと邸宅だった建物をホテルに改装しているの客室の広さが同じではないというのも、どんな部屋に当たるかお楽しみですね。
スタッフの対応もよく、編集部が宿泊した時には襟に鍵マークをつけた本物のコンシェルジェもいました。
(現在いるかはわかりません)
立地とコスパの良いホテルを探している方におすすめです!
オペラの劇場が目印!アル テアトロ パレス Al Theatro Palace 予算:ミドル〜
- サン・マルコ広場 徒歩約5~6分(橋1つ渡ります)
- 水上バス停留所(Sant’Angelo)徒歩約5分(橋2つ渡ります)
アル テアトロ パレスはラフェニーチェ劇場から徒歩ですぐの場所にあるホテルです。
うっかり見落としてしまうぐらいこじんまりしたホテル
もし迷ってしまったらラフェニーチェ劇場を目指すと良いでしょう。
サン・マルコ広場までも近く、水上バスの停留所も近いです。
ラフェニーチェ劇場でオペラを見て夜遅くなってもすぐなので安心ですし、ホテル周辺もレストランやショップがあるので歩いて楽しいです。
客室はきれいなでインテリアがヴェネツィアには珍しくモダンで感じでまとまっています。
リアルト橋エリア
Rialto Photo by huebistar(Pixabay)サンマルコ広場周辺から10分ほど歩くとアーチ型のリアルト橋があります。
カナル・グランデ運河に架かる最古の橋です。
橋なのに両脇に商店が並んでいるというちょっと面白い造りになっています。
商店が入るアーケード部分とは別にカナル・グランデを見晴らせる欄干(らんかん)があります。
サン・マルコ広場からリアルト橋へ行く途中も、そのまま橋を渡って対岸のオレジ通り(ルガ・デ・オレジ)もお店がたくさん!
仮面を売るお店や金細工のお店、革製品、お土産屋、ベネチアングラスのショップやレストラン、カフェ、両替店などなど
リアルト橋もその周辺もいつも混んでいるので、写真を撮るなら早起きして朝行くと空いています。
また、ゴンドラや水上バスでくぐり抜けて行くのも楽しと思いますよ。
橋の上からの景観は本当に美しく、夕方から夜にかけても綺麗です。橋近くのホテルに泊まるなら夜も必見です!
リアルト橋はいつも観光客でごった返しているのでスーツケースを持ってこの橋を渡るのは極力避けたほうがいいでしょう。
サン・マルコ広場とリアルト橋の中間!スプレンディド ヴェニス スターホテルズ コレツィオーネ Splendid Venice – Starhotels Collezione 予算:ラグジュアリー
- リアルト橋/サン・マルコ広場 徒歩約5分弱
- 水上バス停留所(Rialto)徒歩約5分
スターホテルズはフィレンツェに本拠を置く個人経営のホテルチェーンで、現在29軒の高級ホテルを運営しています。
そのうちの1つがスプレンディド ヴェニス スターホテルズ コレツィオーネ。
ホテルまではローマ広場からACTV社のヴァポレットのライン2、マルコ・ポーロ国際空港からならAlilaguna社の水上シャトルバスのAラインに乗ってリアルトで降りれば徒歩数分です。
水上タクシーでも直接乗り入れもできます。
スプレンディド ヴェニス スターホテルズ コレツィオーネはサン・マルコ広場からもリアルト橋からも数分でアクセスできるところにあります。
観光で歩き疲れたら部屋に帰って少し休んで出かけることもできます。
ホテル周辺はたくさんのショップ、レストランがあり大変にぎわっている場所で、観光の拠点としてはとても便利です!
客室は清潔感があって、インテリアはエレガントでやわらかい感じなので居心地が良いです。
シャワーなどの水回りも特に問題もありません。
また、客室には滞在中自由に使えるスマホが置かれています。
コンセントにはUSB接続口がありスマートフォンの充電も楽に行えるので設備面が結構充実です。
また、ヴェネツィアのホテルでは珍しくシングルベッド2台、ダブルベッド1台があるコネクティングルームがあるのでファミリーでの滞在にもぴったり。
スタッフもフレンドリーで感じがよいと評判です。
編集後記
ワンピースを読んだことがある方ならウォーターセブンのモデルはベネチア!?と思った方多いでしょう。
そしてもしかしたら水水肉を食べれると期待された方!残念ながら水水肉はありません。
しかしベネチアに行ったらぜひ食べて欲しいものもあります。
それは「トラメッツィーノ」と呼ばれるサンドウィッチ
サンドウィッチと聞いて「なんだぁ」と思われたかもしれませんが・・・
この写真でわかるように白くふわふわなパンにこれでもか!というほどたくさん具材が挟まれた山盛りサンドウィッチ!
街中を歩いていると店先にそんなトラメッツィーノが並んだバルを見かけることもあると思います。
編集部もたまたま前を通りかかった「Bar alla Toletta」のサンドウィッチに目が釘付けになりました!
このお店は地元の人に長年愛されてきたバルです。
晴れた日にはここでトラメッツィーノを買って、近くの広場で食べるのもおすすめです!
その際はおこぼれ目当ての鳩にご注意を!かなり本気で狙ってきますので。
現在、サン・マルコ広場などでの鳩への餌やりは禁止(罰金あり!)されています。
かなり本気で食べ物を狙って飛んでくるので、トラメッツィーノを横取りされないよう死守しながら楽しんでくださいね(笑)
ぜひ楽しいベネチア旅行を楽しんできてください!
※2026年現在、1ユーロ=約160円〜170円前後の円安水準となっており、ベネチアの宿泊費や外食費は以前よりも高く感じられるかもしれません。
時期によってはさらに高騰することもあるので、早めの予約と予算計画をおすすめします!